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【貴公子達の】Another-CU_7【憂鬱】
[645]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2013/09/03(火) 19:42:12 ID:???
<グラウンド>
三杉達が控室を発った頃…
バルサBの選手たちはウォームアップがほぼほぼ済んでおり、臨戦態勢は既に整いつつあった。
選手達からは徐々に軽口が減り、踏み足の調子や芝の状態を確認する姿が多く見られる。
その中でただ一人、呆けるように何もない宙空へ視線を向ける選手がいた。
ディエゴ(クン…… クン………)
ディエゴ・ブランドーだった。
奇行と思われてもおかしくない様子であるが、そんな彼を気にする者はなく、話しかける者もいなかった。
だがチーム随一の技術を持つ彼に対して、誰も無視の扱いを決め込んでいるという訳ではない。
ディエゴのこの行為が何を意味する物か誰も理解出来ていないが、こんな様子の彼に話しかけると激しく
邪険にされるのは知っていたし、その後の彼が試合で普段以上のパフォーマンスを出す事も常識だった。
今ではまるで触れてはいけない、タブーのような空気がチーム内に染み付いている。
ディエゴ(居るぞ…あいつが。 近くにいる、確かに。)
ディエゴはひとり何かを察知したようだった。
チームの誰一人として気が付かない事を、ディエゴだけは察知する事が出来たのだ。
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0ch BBS 2007-01-24