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【貴公子達の】Another-CU_7【憂鬱】


[647]アナカン ◆lphnIgLpHU :2013/09/03(火) 19:44:59 ID:???

ディエゴはその日を生きる銭を稼ぐと、あとはひたすらボールを蹴っていた。
同じような境遇の子供を何人か集めて試合のような事もした。
時には大人を挑発して挑むような真似もしていた。
舗装もまともにされていない石畳の上でのフットボール…
傷だらけにされる事も多々あったが、最終的にディエゴは相手を完膚なきまでに叩き潰すほどにまでなった。

そんな荒れ果てた暮らしの中、彼の人生に転機が訪れる日がやって来た。
何の前触れもなく、迎えるよう『悲惨の線』の向こう側はやって来たのだ。

その向こう側の名は英国貧民街に生きるディエゴですら知っていた。
ヨハン・クライフ… 『空飛ぶオランダ人』『クライフターン』『トータルフットボール』と、
代名詞を幾らでも挙げる事の出来る外国人であった。

クライフ「探したぞ… 一体………………………………探した事か……」

ディエゴ(なんだこいつ………? ヨハン・クライフというのは狂人か…?)

クライフ「やっと会えたな、…………お前に。」

ディエゴ(何を言っているのか分からない。 だがどうやらこいつはオレに興味を持っている。
      なら決まりだ。 取り入り… そして奪ってやる! こいつはオレが這い上がるための踏み台だ!)


0ch BBS 2007-01-24