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1- レス

霧島神宮の例のアレ


[991]◆2pV1gRdG.o :2013/03/25(月) 03:39:40 ID:???
ゲームを終えてから数か月後、京太郎は冬の休みを利用して奈良に来ていた。
その理由はもちろん、ゲームを通じて心を通わせた1年上の少女、松実玄に会うためだ。
帰ってからその交流が途切れてしまうかと京太郎は不安だったのだが、それは杞憂であり、翌日には玄から電話での連絡が来た。
心配をしていたのはあちらも同じであったようで、心配そうに

玄『す、須賀くんのお電話でよろしかったでしょうか…』

などとよそ行きの声で話し始めたものであった。
そのことを思い出し、笑いがこみあげる。

京太郎「(おっと、こんなところで笑ったら変な人だよな。
     えっと、玄さんはどこだろう?)」

駅の出口で待ち合わせとのことだったが、姿は見えない。
到着予定の時間は教えたし、居ないことはないと思うのだが…。
念のため、スマホも確認してみる。着信・メール共にない。

京太郎「(少し待ってみるか…?)」

玄「おーいっ!京太郎くーん!」フリフリ

そう思い始めたところで、人混みの目を引く大きな声。
ぎょっとして京太郎も視線を向けると、そこには息の荒い玄…。
それも旅館の手伝いから直で来たのか、和服の玄がいた。

京太郎「く、玄さん…行きましょう」

玄「えっ?わわっ」

自分も注目の的になってしまう未来を予想した京太郎は、足早に玄の手を引き駅を出る。


0ch BBS 2007-01-24