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【主人公】鈴仙奮闘記【永琳に交代?!】
[350]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/03/26(火) 21:41:28 ID:???
パスカル「よう。試合お疲れさん。――試合中はつい、あんな事言っちまって。悪かったな」
その少年の名は、アラン・パスカル。人里FCの助っ人だった。
鈴仙「貴方も――。外の世界では天才プレーヤーだったの?」
鈴仙はついてっきり、パスカルを外界の天才プレーヤーとして認識していた。
大勢では永琳に圧倒されていたものの、試合中何度も永琳相手に好プレーを見せ、
攻撃の要として頼りにされていたからだ。
パスカル「俺が天才!? ハハハハ…ありがとうな。でも、俺は凡才だよ。
天才の『オマケ』…そんな感じだった」
鈴仙「あ、貴方でオマケ!? ウソでしょう!?」
パスカル「ウソじゃない、むしろ真実だ。なんせ、クラブチームも俺をディアス…
俺の相棒の天才だな。そいつのオマケ扱いとしてしか見てなかったろうしな」
鈴仙「天才…? まさか、貴方も天才の――」
パスカル「ああ。――相棒、だな。と、言っても、だいぶ実力には差があるが。
――お前みたいに」
鈴仙は理解した。この少年は自分と同じなのだと。
自分と同じように、天才の相棒を任されて。でもそのくせ実力も才能もなくて。
それで、きっとコンプレックスを抱いて…?
鈴仙は、この少年ならば、自分の悩みを解決する方法を知っているのではないかと思い。
鈴仙「あのっ!? 私はどうすれば!? 私はどうすれば師匠の役に立てるように!?」
パスカルはハッとして振りかぶる鈴仙の姿を見て笑う。
まるでこう聞かれることを、あらかじめ解っていたかのように。
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0ch BBS 2007-01-24