※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【主人公】鈴仙奮闘記【永琳に交代?!】


[422]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/27(水) 22:35:03 ID:???
(*2さんの文章を流用、改変して使っております。ご了承ください)
                                     ――19●★年、夏。

ジリジリと蝉の声の聞こえる街中。森崎達にとっての夏は、とりあえずの一区切りを迎えたが。
日本の息苦しい夏はまだまだ終わる気配を見せなかった。
それでも、木陰のベンチにいると、息苦しさは感じられず。爽やかな夏の伊吹を楽しめた。
ひとしきりの談笑の後。森崎は車椅子の少年――、中山政男に一転落ち着いた様子で話し始める。

森崎「リハビリ…どうなりそうなんだ?」

その口調は、普段は嫌味と自信に満ち溢れたそれとは違い、友人の様態を心底心配する、
年相応の少年そのものだった。

中山「Jrユースに間に合うのかって言う意味なら、100%ノーだ」

中山は、自身の身体についての質問だと言うのに、まるで医者かの様に淡々と答える。

森崎「そうか…」

それを聞き、森崎は落胆を隠せない。
森崎は中山の賢明さと同時に、彼の熱さ、そしてサッカーにかける執念を知っていたからだ。
そんな彼が、こうまで冷静に事実を述べる。それはつまり、それは事実なのだろうと
森崎に厳しく告げているのに等しかった。

中山「高校に入る頃には杖を使って歩ける位には回復するらしい」

ふと、中山は語気を明るくする。森崎を励まそうとしているのか、
それとも、親友に自身の絶望を共有してもらいたいと思ったのだろうか。

森崎「杖を使ってだと!?お前まさか…!」

中山「……………」


0ch BBS 2007-01-24