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【主人公】鈴仙奮闘記【永琳に交代?!】


[449]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/28(木) 23:54:36 ID:???
永琳「―――経過は順調。 明日の朝にはもう、普通に歩けるようになるし。
サッカーとかも、夜にはもうできるようになるわ」

中山「し、信じ、られない…」

――結論として、中山の手術はいとも簡単に終わった。
鈴仙が大した介助をするわけもなく、局所麻酔を打ち、幹部の神経を
つなぎなおし、継ぎ足し、薬で修復し。言葉にすると簡単だが、
常人には到底できないような医療技術をふんだんに駆使した結果。
30分足らずで中山をああまで苦しめた神経の不調を治すことができたのだった。

永琳「まあ、確かに、外界では一般的には用いられないような医療技術も使いはしたけれど。
病は気から、っていうように、肝心なのは本人の意思の力よ」

ああまで科学的な手術をした本人が、急にオカルトチックな事を言い出したので、
中山は思わず口を噤む。

永琳「多分、普通の子だったら、もっと治療に時間がかかっていたわ。
あなた、元々リハビリを良く頑張っていたでしょう? もちろん、無理の出ない範囲で。
そうしたあなたの『治りたい』という意思を、私は最も効率よく引き出しただけよ」

しかし、その言葉には説得力があった。科学では解明できない、人間や世界の持つ
ポテンシャル。そういったものすら活用できるからこそ、現代医学を大きく超えた医療が
できるのだろう。そう中山は考えることにした。


0ch BBS 2007-01-24