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【主人公】鈴仙奮闘記【永琳に交代?!】


[471]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 18:57:54 ID:???
中山「どうだった?…できれば、率直な感想を出してくれれば嬉しいんだが」

鈴仙に感想を求める中山。その表情は、あっけらかんとしたように見えたが、
良く観察すると、心の底で大きな焦燥を隠しているようにも見える。

鈴仙「(正直に言うと…確かにフォームはキレイだったけど。
それでも、少し上手いくらいで、全然大したことのない平凡な選手、って感じに見えた。
プレーの随所に師匠とかパスカル君みたいな鋭さも見れたけれど、やっぱりケガのせいか、
それが完全に錆ついているような。でも、正直に言ってもいいのかな…)」

言い淀む鈴仙を見て、中山はこう続ける。

中山「――自分で言うのもなんだが、俺は、去年の夏までは、国内でもトップクラスの選手だった。
と、思う。少なくとも、国内トップクラスのライバル達を相手に、互角の勝負を繰り広げていた。
……けれど、そこまでだった。そこからケガをして、俺の時間は止まってしまった」

鈴仙「(国内トップクラス…。外の世界のサッカー事情なんて分かんないけれど。
昔の中山君は、きっとパスカル君やその親友…ディアス…君のような選手だったのかしら?)」

外の世界のサッカーについては、パスカルから雑談程度で知った程度の知識しか持ち合わせていない。
しかし、日本のサッカーの代表選手は、かつての大会で優勝するほどの強豪ぞろいだったとは聞いていた。
だから、その日本でトップクラスだったという中山の言葉を信じるならば、
彼は以前は相当の実力者だったのだろう。

中山「今の俺のプレー。全然大したことないだろう? 昼に練習していたアルゼンチン人の彼…、
パスカル君だったかな。彼と比べると、今の俺は相手にもならないだろう。
けれど、俺は諦めない。ここで努力して、再び俺は俺の時間を進めてみせる。そして、
昔の実力を取り戻し、再び日本。そして世界で活躍できる選手になるつもりだ」


0ch BBS 2007-01-24