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【主人公】鈴仙奮闘記【永琳に交代?!】


[480]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/29(金) 19:30:22 ID:???
A:「私も…やってみる。私はもう――逃げない!」

鈴仙「(私が逃げ出した時から。ううん、そのもっと前から、
時間はこんなにも経ったのに。私の時間もずっと止まっていたのかもしれない。
だから、何時までたっても進歩しない。昔は依姫様や豊姫様に泣きついて、
今は師匠に泣きついている私。――そんなんじゃあ、ダメなのよ。
それじゃあ、ずっと身の程知らずでプライドだけは一人前の『昔の私』のまま。
――私も、中山君のように、変わりたい。ううん、変えたい!
自分の手で、自分の未来を切り開いていけるように、私はなるんだ!)」

鈴仙は、初めて心の奥底から、『変わりたい!』と思えた。
それは夢の影響か。それともここにいる中山や、
試合中に大きなシンパシーを感じたパスカルの影響か。
鈴仙は、過去の自分と決別したいと思うようになった。

鈴仙「(パスカル君のように…。私は天才八意永琳に並び称されるプレイヤーとなる為、
努力したい。そして中山君のように…。どんなに運命や環境がしんどくても、努力を続けてみせる!
私でもできるんだ! よーし…逃げないぞ!!
この狂気の瞳で。予定調和の運命だって、変えて見せるわ!!)中山さん!」タッ…バシィ!

決意した鈴仙は、スックと立ちあがり、ボールを再び蹴りだす。

中山「ん、一体どうしたんだ、鈴仙さん?」

鈴仙「練習よ! 中山さん!」

中山「おいおい、さっきは早く寝ろ、って言ってたじゃないか」

鈴仙「気が変わったのよ、それに病は気から、っていうでしょう。
サッカーしていたら、いつの間にかケガなんて忘れてしまうわ!」

中山「ハハハ…都合のいいことを言うな。――ま、それならやるとするか。よし! まずはパス練習だ!」


0ch BBS 2007-01-24