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【主人公】鈴仙奮闘記【永琳に交代?!】


[697]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/03/31(日) 22:06:36 ID:???
永琳「あら? 私が弱点?」

チルノ「そうよ!あんたが、――天才が封じ込められれば、
他のメンバーは慌てて何にもできない! そういうことよ!!」

鈴仙「――ッ!」

鈴仙はチルノの存外的確な指摘に驚き、そして、
自分が弱点と言われていた時に感じていたであろう以上の悔しさを覚える。

チルノ「あたい達は今、『カントク』の下、チームプレーやこじんぎの猛特訓をしてるのよ!
そうやって特訓して鍛えたあたい達妖精は、高確率で一番最強となる!
そう、あたい達妖精の凄さを皆に教えてあげるためにも、大会の前に試合で、
あんた達みたいな天才にオンブダッコチームをぶっ倒してやるんだから!」

永琳「(――彼女の指摘には真がある。 私が封じ込められれば、
このチームは無力。…この弱点をなんとか克服したいのだけれど)」

永琳は、その指摘に納得し、理解していた。
妖精もまた、見る目があること。そして彼女らには彼女らの信念があること。

――妖精は普通、自分の生まれ持った以上の力を求めようともしない。
努力などもっての他である。だが、今ここに居るチルノはどうか。
そして、練習をしているらしい他の妖精たちはどうか?
もしも彼女らが、今の在り方に疑問を持ち、努力をし、
新しい自分の在り方を見つけようとしているのならば――。

鈴仙「(…この子たちも、私と一緒? 妖精という弱い立場でも諦めず、
努力により更なる力を得ようとして…?)」

鈴仙は、強気で不敵な態度の妖精チルノに、なぜか親近感を覚えていた。


0ch BBS 2007-01-24