※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【天の道を往き】ライ滝第二六話【総てを司る引き】


[317]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2013/05/06(月) 00:15:58 ID:???

 それにしたってたった一年足らずで伸び過ぎだろと思いつつ、山森は自販機の 粉末ジュース のボタンを押す。

新田「……なあ、俺達このままで大丈夫なのかな?」

 その時であった。新田がポツリとそんな言葉を呟いたのは。

山森「え?」

 最初、山森は自分の耳を疑った。
 それもそのはず、普段から傲岸不遜を地で行く新田からまさかこんな言葉を聞くとは思いもよらなかったからだ。
 狐につままれたような表情を浮かべる山森の姿に気付いたのか、新田はムスッとしながら言葉を続けた。

新田「あのな、俺だって自分と相手の実力差位分かるっての。
   今の俺の実力はあの生田(仮)のヘッポコFWより下だ。それもかなりのレベルでな。
   当然日向や来生の野郎に反町さん、佐野との差だって言わずもがなだ。
   正直高校に入ってから――いや、今から猛特訓したって追いつけるかどうか……不安になって当然だろ。
   お前だってそうじゃないのか?」

山森「……そりゃね」

 当然、新田と同じように山森もまたこの大会を観戦して危機感を抱いていた。
 岬は案外大した事なかったが、サイドハーフとして爆発的に成長した滝。
 言動はおかしくなったが以前以上に実力を伸ばしてきた松山。
 他にも井沢や浦辺も格段に上達していたし、何よりも天道という怪物の出現。
 これに焦らずして一体何に焦るというのか。

新田「これじゃ二年後のWユース、俺達ベンチどころかメンバーに選出されるかどうかも怪しいぜ……くそっ」


0ch BBS 2007-01-24