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【天の道を往き】ライ滝第二六話【総てを司る引き】
[75]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA
:2013/04/06(土) 23:28:13 ID:???
A:まあ別に特別な事をする必要はないか。試合再開!
滝「(……まあ別段何かする必要もないか)よし、ようやく同点に追いついたんだ。
この後のキックオフで即突き離されちゃいましたなんて事がないように気を引き締めて行くぞ!」
一同『おう!』
最後に滝がそう締めると、生田(仮)の選手達は各々のポジションへと散って行くのだった。
一方同点に追い付かれてしまった東邦学園であるが、PKになった時点でこうなる事をある程度想定していた選手達の動揺は少なかった。
日向「ちっ、追いつかれたか。若島津の奴雑魚相手だからって油断しやがって。
まあいい、すぐにまた突き離せば良いだけの話だ……東條」
東條「なんですか日向さん」
名前を呼ばれた瞬間、東條はすぐさま日向の元へとやって来た。完全に従順なペット状態である。
日向「この先、前半は俺にパスを出すな。相手のポジションを見て一番得点に繋がりそうな奴にパスを出せ。いいな?」
東條「……そうすれば俺は英雄になれるんですか?」
日向「ああ」
東條「なら任せて下さい。俺は絶対に英雄になってみせます!」
日向「よし、ポジションに戻れ(……実力は確かだし俺の指示に忠実なのは良いが、やっぱり面倒くさい奴だなこいつ)」
ニコッと笑みを浮かべながら定位置に引き揚げて行く東條を見送りながら、日向はそんな事を考えるのであった。
沢田(くそっ、東條さんめ……日向さんに目をかけてもらうなんて羨ましい! 僕もあんな風に気にしてもらいたい!)
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0ch BBS 2007-01-24