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【目指せ】鈴仙奮闘記2【初ゴール】


[700]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/19(金) 22:34:33 ID:???
★大ちゃん、根性見せるか!?→ クラブJ ★
スペード・クラブ→「私もチルノちゃんみたく、一瞬でも、閃光のように――!」

大妖精「(ここはチルノちゃんを信じて、パンチングで行こう…
もしかしたらポストに当たるかもしれないし。ここで倒れちゃったら、結局意味ないよ)」

大妖精が曇った心で出した結論――。それは、温存と言う名の、甘えだったのかもしれない。
合理さに身をゆだね、保身に走ろうとする彼女の姿は、しかし決して侮辱するべきものではない。
なぜなら、彼女はこれまで献身的に回って止めてきたし。
それに、満身創痍の者が勇気に溢れる判断をするのは困難であるし、実際にそれは無謀に終わる可能性が高い。

――だが、それでいいのか。
一旦結論を出した大妖精の心の中に、影のように疑念が残る。
チルノは教えてくれたではないか。妖精でも、努力すれば妖怪や人間にも勝てると。
そして、チルノは実際に一度、パスカルの見事なオーバーヘッドキックを防いできた。
そんな大切な親友が傷つき、ボロボロになっているというのに。
自分は保身に走り、理由を聞かれれば「チルノを信じていた」。そんな都合の良い事を
言うつもりだったのか。――そんなので、本当に自分は彼女の親友を自称できるのか。

大妖精「(バカよ、バカよ。 チルノちゃんってば、むこうみずで、身の程知らずで、
自信過剰で、学習能力のない、大馬鹿よ――。私が、いっつも心配してるのなんて、知らないのよ!)」


0ch BBS 2007-01-24