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1- レス

【目指せ】鈴仙奮闘記2【初ゴール】


[712]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/19(金) 23:30:06 ID:???
G:それよりもチルノ達の様子が気になる。

鈴仙は一歩歩いて止まり、ふと後ろを振り返る。

鈴仙「(…そういえばさっき、ドサッとか音したわね…。ちょっと気になるかも)」

そうして、祝福する仲間や観客を尻目に、再びゴール前に駆けだした。

大妖精「はあ、はあ、はあ、はあ…。チ、チルノちゃんは?」

辛うじて起き上がった大妖精は、当たりを見回す。
頭がぐらぐらする。もう立っているだけでもしんどい。
それでも、チルノが心配だ。彼女は、大妖精の何倍も動いて、走り回って…。

だが、大妖精がチルノを見つけることは容易だった。
チルノは…。ゴールのすぐ手前に、倒れていたからである。

限界を突破し続けた結果。チルノは意識を喪ってしまったのだ。

大妖精「な、なんてこと…! す、すみません! どなたかこの子を運ぶのを手伝ってください!」

半狂乱になって、助けを呼ぶ大妖精。自分が担いでいくのは、もはや不可能だった。

鈴仙「――私でよければ、力を貸すけど?」

鈴仙がその場に居れたことは、幸運だった。
大妖精としても、自分やチルノを吹き飛ばした鈴仙に対し、複雑な感情も抱いていたが。

大妖精「…お願い、します」

断る理由もない。今は急を要する状態だったし、何より、ハットトリックを決めたにも関わらず、
真っ先に自分達を心配に来てくれた鈴仙には、少なくない感謝の情を覚えていたからだ。


0ch BBS 2007-01-24