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【目指せ】鈴仙奮闘記2【初ゴール】


[864]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/21(日) 00:33:26 ID:???
鈴仙「じゃあ、どうして――!」

鈴仙の問いかけに、中山が、ゆっくりと言葉を紡ぐ。


中山「その成功は、俺が自分で道を切り開いた結果では無くなってしまうからだ」


鈴仙「…どういう、意味?」

中山「…俺にとって、強くなることは、自分の道を切り開けるようになる「手段」だった。
そう、自分の力で全日本のDFリーダーとなり、森崎と肩を並べプレーするための。
…だがいつの間にか、強くなること。それ自体が「目的」と変わり果てていた。
だから、早苗さんや白蓮さん達の、「見返り」がノドから手が出るほど欲しかった」

鈴仙「……」

鈴仙には、中山の言う事が理解できなかった。
森崎という親友と共にプレイすることが夢。
それなのに、それの実現を助けてくれるパワーアップは望まない。矛盾していると思った。
しかし、その言葉を聞き、少しだけ納得する。

つまり、中山は、自分の力で自分の道を切り開きたいのだ。
「自分の力で」強くなり、森崎とプレーするという「自分の道」を切り開くのが夢なのだ。
ここに、もし最初から御膳立てされた力が入ってきたら、それは自分の力ではなくなる。
外見的には夢が叶ったように見えるが、
中山にとっては、自分の力で道を切り開いていないため、それは偽りになるのだ。
中山は、その事を忘れて、力を欲していたことを悔いているのだ。


0ch BBS 2007-01-24