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【皇帝の】キャプテンシュナイダー3【復権】


[543]キャプテンシュナイダー ◆qCBE.dL1QQ :2014/03/30(日) 21:06:44 ID:???
フリードリヒ「ホア!」

フリードリヒもまたニヤリと笑った後、跳躍した。
だがその方向は…後方!
ボールと相対速度を同じにしながら体でボールを包み込むその姿は、一見ボールに後方に押されているように見えた。

観客「今度は何をするつもりだ?」「フリードリヒの奴、後ろに跳んだ!」「真正面からブロックに行ってもぶっとばされるからな!」
 「それはいい。だがどうやってシュートの威力を削るんだ?」

フリードリヒ「それは…空気抵抗だ!」

ボールが当たる腹筋だけは鋼の様に堅くし、それ以外の場所は力を抜いて、手足を広げて空気抵抗を受けやすくする。
フリードリヒは今、さながら一つのパラシュートと化していた。

カルツ「なんじゃと…!」

サッカーボールという小さな球形の物体であっても、空気の影響は少なからず受ける。
その空気抵抗を受ける面積が突如数倍になったらどうなるか?
そう、急激に勢いを落とすしかない。

観客「いや…!このままじゃボールと一緒にゴールに入っちまうんじゃ?」

確かに、シュートを止めた筈のキーパーが、ボールの勢いを殺し切れず体ごとゴールに入ってしまう…、
サッカーではそんなシーンが稀に良く有る。
だがそれも、ゴール前にいるキーパーだからこそ起こり得る現象であり、DFをPAの端からゴールまで飛ばしきる等出来る筈も無い。
フリードリヒがかつて見たことの無い程強力なシュートならばともかく…。

フリードリヒ「まあ、そんなシュートなど有る訳も無いがな!」

かなり後方に移動させられてではあるが、フリードリヒは見事に着地した。
笑い続けられたのが誰かなのは言うまでも無い。


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