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【変わり行く】鈴仙奮闘記3【者たち】
[155]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/04/25(木) 22:25:29 ID:???
〜4月3週・固定イベントフェイズ〜
【聖人、現代に遊ぶ】
春の温もりにもそこそこに慣れて、もはやその温かみに感謝するのにも
飽きて来たころ。…聖人達は幻想と現実の『壁』を超えていた。
神子「…やれやれ、そろそろ現代の日本で遊ぶのにも、飽きてきましたね、布都?」
現代では珍しくない、明るい金色のショートヘアの少女が、後ろで歩いている
現代でも珍しい、銀色のポニーテールの少女に話しかける。
布都「やや! 何を言っております、太子様! 我が太子様とのきっ、ちょ〜〜〜な
時間に飽きることなど、千代の後にもありえませんぞ!」
古風な喋りをする少女は、服装こそは現代的(無理やり着させた)なものの、
やはり浮いているようにしか思えない。
実際、彼女が一言一言を言う度に飛び上がらん勢いで、
ワイワイ騒ぎ始めると、多くの人が振り向いていた。
神子「…ああ、そういうことではないのよ、布都。
――ただ、やっぱり外の世界は、疲れてしまうわね。『欲』に溢れすぎている」
布都「? 人間の欲など、皆同じではないのですか?
――ハッ!? も、もしや太子様は他者の『欲』を聞くことのできる、
自らの素晴らしい才能に疲れてしまったのですな! そうでありましょう!」
布都と呼ばれた少女は、神子が何も話していないと言うのに、
勝手に納得してしまう。やたら早合点してしまいやすいのは、
彼女の癖であり、悪癖であった。
しかも運の悪いことに、いつもなら布都の暴走を止めてくれる者が同席していない。
神子はしばらく微笑みながら布都の暴走を見守っていたが。
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0ch BBS 2007-01-24