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【変わり行く】鈴仙奮闘記3【者たち】


[159]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/25(木) 22:32:44 ID:???
そうして、神子は回想冒頭のセリフを笑顔で言ってのけたのだった。

岬「(う…うぐぐぐぐぐっ! うぐ〜! はあ、はあ…。
考えろ、考えるんだ岬太郎! 僕の志が、僕の正義が、僕の夢が!
こんなインチキ占い師の女なんかに潰されることはあってはならないんだ!)
…そ、そんな…。僕には、神子さんの言っていることが、良くわからないよ…」

少し困った笑顔を取り繕いながら、心の底では憤怒の形相で神子をにらむ岬。
ここまで怒りを秘めているのに、傍目にはそれが全く伝わってこないのは、
彼の立派な才能と言ってもいいだろう。

神子「……いい? 岬君。私は、貴方に、『基本的には、これまで通りサッカーで活躍してもらいたい』
だけなのよ。そして、私は『暫くの間、私達のデモンストレーションに協力してくれさえすれば、
私は貴方の野望実現に協力する』っていうだけ。…破格の条件じゃない?」

岬「…でも、僕は折角南葛高校への進学が決まって…。やっと、井沢君や石崎君達と
サッカーができるのを楽しみにしていたんだ。それを裏切るなんて、僕には…できない
(『謎の女性と会話した揚句、半年間行方不明』だなんて事態、取り上げられたら一巻の終わりじゃないか!
森崎や来生と違って、僕には数少ない優等生キャラという、マスコミが好んで離さない付加価値があるんだ!
このスキャンダルが発覚したら、マスコミは手のひら返しで僕を叩くだろうね! 優等生キャラの弱点、
「一度でもそのキャラにそぐわない事をしたら株が大暴落する」…そこをこいつは理解していないのか!?)」

全く心にもない事を悲しげに伝える岬だったが、十人の欲すら一斉に聞くことのできる神子に
とっては、焼け石に水でしかない。


0ch BBS 2007-01-24