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【変わり行く】鈴仙奮闘記3【者たち】
[162]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/04/25(木) 22:40:24 ID:???
青娥の持つ壁抜けの鑿(のみ)。これの持つ力は絶大であり、
幻想郷と現実を隔てる概念的な「壁」すらも破ってしまうのだ。
神子達はそれの力により幻想郷を離れ、日本・世界各地でスカウト活動を行っていたのだ。
そして、仙界に神子が作った空で、再び集まった「聖徳ホウリューズ」の
幹部メンバーは、ミーティングを行う。
布都「ハッハアー! 汚仏は消毒じゃあー!!」
芳香「やーめーろー! アンデッドは火属性に弱いんじゃあー!!」
…一部遊んでいるだけの者もいたが。
屠自古「それで、外国の方は一体どうなったの? 遊び歩いていたんじゃないわよね?」
屠自古は青娥に敵意を持って話しかける。彼女は青娥の事はあまり信用していなかった。
青娥「…そんな。面白い人間さん達が一杯で、遊びどころじゃありませんでしたわ」
その敵意を羽衣の如く受け流す青娥。邪仙である彼女は、こうした仕打ちには慣れていた。
神子「(…今回の大会は、あくまで『デモンストレーション』。決勝トーナメント出場が出来れば
良い所ね。優勝は望まない。今大会の目的。それは私達の支持者を集めること。
醜い勝者より、美しい敗者たれ、ってね)」
岬「(…僕とて、ただ理不尽に怒るだけの男じゃない。ここから、僕は全てを掴んでみせる。
金も、権力も、僕のモノだ。その方が僕含め、皆が幸せになるに決まっている)」
岬もまた、逆境の中、新たな再起のプランを練っていた。
傲慢で美しい権力欲。自らの優秀さを自覚し、それが独善的であっても皆の為に使いたいと思う、
歪んだ正義感を持つ彼は、かつての日本を統治した神子に通ずるところがあった。
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0ch BBS 2007-01-24