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【変わり行く】鈴仙奮闘記3【者たち】


[217]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/26(金) 22:14:58 ID:???
そして声の発信源あたりにフワリと着地すると、
豊穣の神である秋穣子と、紅葉の神である秋静葉の二人。いや、二柱が、
ニッコニコ営業スマイルで、石焼き芋を売っていた。
彼女達は鈴仙を視認すると、一気にその目を輝かせて。

穣子「えっ!? お芋買ってくれんの!?」

静葉「穣子や、期待をしてはいけないわ。 …期待するだけして、
そして最後にはいつも裏切られる。 それが私達の日常」

穣子「た、確かに!! ううっ! お姉ちゃん、苦しいよお!
私達、いつになったらこの苦しい芋売り貧乏借金生活から脱却できるのぉ!?」

静葉「…今は冬(*春です)。今は耐える季節なのよ穣子。
でも、ここからサッカーで活躍して、信仰を得て。
そうしたら、きっと私達も土がゆではなく、芋の粥を毎日食べられるようになるわ…」

穣子「い、芋の粥!? そんなに贅沢なんてしたら、神様にバチが当たっちゃうわ、お姉ちゃん!?
私このまま貧乏でもいいよ! お姉ちゃんと一緒に居れたらそれで幸せ!!」

静葉「…ふふ。いい妹を持って、お姉ちゃんは幸せだわ。――ゴホッ、ゴホゴホッ!?
(*焼き芋の煙にむせた)」

穣子「お、お姉ちゃん!? 死んじゃだめえーーーー!!!!
私、お姉ちゃんがいないと、生きてけないよおーーーーー!!!!(*煙にむせただけです)」


0ch BBS 2007-01-24