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【変わり行く】鈴仙奮闘記3【者たち】


[250]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/27(土) 01:03:15 ID:???
鈴仙「…また、ディアス君の話?」

パスカル「悪いな。つまらない男なもんで、これしかネタが無いんだ。
――で、それで心が折れない訳がない。それで俺はどうしたと思う?」

鈴仙「…えっ、そんな事言われても、わかんないわよ」

パスカル「…俺は、『諦めた』んだ。三歩進むことにな」

鈴仙「えっ…?」

鈴仙はその言葉を飲み込めなかった。
鈴仙の目から見て、パスカルも中山に負けないくらい努力をしている。
そして、今なお自分が出来得る最高のプレーを目指して、広い視野を持った
プレーヤーたらんと訓練をしている。そうではなかったのか。

パスカル「…諦めたっても、サッカーそのものや、選手としての大成を諦めたわけじゃない。
言っただろ、『三歩進むこと』を諦めたって。…俺は、圧倒的な天才に、自分は並べないと悟り。
『どの凡才よりも、最高の一歩を進むこと』これを大事にしていこうって。そう考えるようになったんだ」

パスカルの言うのは、つまり『天才の才能を最大限に活かしたプレーが出来る選手』を
志した、ということだった。天才に頼りきりにはならず、凡才の目線から、天才の無意識の傲慢さによる
ミスにいち早く気づき、それをフォローするような選手。それが、パスカルの理想だった。

パスカル「そして、その本質は変わっちゃいない。…もちろん、ゲンソウキョウに来て
肩書なしに、一選手として個人技を磨く事もやってきたつもりだが…。
それも結局、終着点としては天才を活かす為のプレーの新視点を見つけ出す作業に他ならない」

鈴仙「(…………)」


0ch BBS 2007-01-24