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【変わり行く】鈴仙奮闘記3【者たち】
[290]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/04/27(土) 13:34:28 ID:???
〜4月4週・特訓イベント〜
【鈴仙とてゐ。兎角同盟特訓!】
鈴仙「貴女が特訓しようだなんて。一体何のつもりかしら?」
てゐ「…さあてね。単なるきまぐれウサギの気紛れ、さ」
鈴仙「むむ…納得できないわね」
てゐ「ま、強いて言うなら、鈴仙ちゃんの努力を後押ししてやろう、って。
そんなとこさね。――コンビプレイも、結局うやむやだしね。
…私は、鈴仙に期待してるんだ」
鈴仙「?」
てゐ「私みたいな長生きだけが取り柄の兎妖怪は、今までずっと、力が取り柄の鬼とか天狗とか。
「生まれつき」強く在れる能力を持った妖怪達に怯えてた。
だから…もし鈴仙が、サッカーで強くなって、こんな奴らを
努力に裏打ちされたテクニックでやっつけたりしたら、痛快だろうなってね。
こんな事、私じゃできない。私は、すぐに物事を損得勘定で見ちゃう癖があるからね。
このお陰で長生きできたけど、諦めグセがひどいのなんのって。
よーするに、私のささやかなウサ晴らしの為に、鈴仙を利用してるってワケ」
てゐがここまで自分の正直な感情を鈴仙にぶつけたのは、…始めてだったかもしれない。
飄々とした大人物を気どっていることが多いてゐだが。
心の底では、『自分は弱い』というコンプレックスに苦しめられ続けていたのだ。
鈴仙「(…てゐ。貴女も悩んで、きっと苦しかったのね。
…今まで全然気づいてあげられなくて、ごめんね)」
てゐ「――さ、変な話はおしまい! 練習するよ、鈴仙!」
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0ch BBS 2007-01-24