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【変わり行く】鈴仙奮闘記3【者たち】
[435]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/04/28(日) 23:20:48 ID:???
B:妖夢の誘いを優先して、永琳の講座を蹴る。
鈴仙「…本当は明日、師匠との約束があるの」
妖夢「――あ、そ、そうなんだ…ごめんね」
妖夢は笑顔を取り繕ってはいるが、やはり苦しそうな表情を
隠すことが出来ない。不器用な彼女らしかった。
鈴仙「(――こんな表情見たら。助けずにはいられないじゃない!)
でもね、妖夢――。私、行くよ。師匠も(たぶん)鬼じゃないから、
友達が大変って言えば分かってくれると思うし!」
鈴仙はこう言わずには居られなかった。自分に何ができるのかは分からないけれど。
頼られたなら、その気持ちに最大限答えたい。
――それが本当の「友情」ではないかと鈴仙は思った。
妖夢「え? い、いやいや! ダメですよ! 私なんかの為に、
そんな予定なんて。――別に、大した悩みでもないし!」
鈴仙「いーのよ。たまには私だって、「トモダチ」らしいことしてあげたくなる時だってあるの。
そんな時は、頼ってくれないと、私が恥ずかしくなるじゃない?」
妖夢「…あ、ありがと…れいせん」
妖夢は、消え入るような声でやっとそれだけ呟いて、
それから俯いて黙ったきり喋らない。
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0ch BBS 2007-01-24