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【変わり行く】鈴仙奮闘記3【者たち】


[447]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/29(月) 00:21:54 ID:???
★永琳の温情→ クラブ6 ★
スペード・クラブ→「ダメね。午前中は診療所を開いてないといけないし」ダメだった…。

鈴仙「…で、ですよね」

永琳「貴女一人の我儘で、多くの人を困らせるのは道に反するわ。
――それに、彼女は貴女にとって大事な友人なのかもしれないけれど。
そもそも、その友人を助けてあげることに、一体何のメリットがあるというのかしら?」

鈴仙「――えっ?」

永琳「…確かに、ここで恩を売ってあげれば、あちらから特訓を持ちかけてくれるかもしれないし、
そこから仲良くなってより多くのメリットを得られるかもしれない。それは認めるわ。
――けれど、それって、別にあの子じゃなくても良い話よね?
例えば、紅魔館の魔法使いでも良いし、秋神姉妹でも良いし、霧の湖の妖精でも良い。
貴女が一か八かであの子に時間を割かずとも、貴女が手っとり早くメリットを得られる方法は沢山ある。
――それなのに、わざわざ敵に塩を送ってまで、あの子の面倒を見てあげる理由って、何かしら?
…それで私を納得させることができれば、大目に見てあげるわ。
そしてもし。貴女の理由が支離滅裂で、その場凌ぎの為のものというならば…。
私は、貴女の判断能力に、疑問を呈するわね」

――そう言ってのけた永琳の様子は、いつもの優しい(?)師匠のものではなかった。
機械のように感情の灯らぬ瞳。無慈悲な表情。万物を知り切った傲岸不遜な雰囲気。


0ch BBS 2007-01-24