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【変わり行く】鈴仙奮闘記3【者たち】
[620]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/04/30(火) 23:07:14 ID:???
チラリと目配せする一輪。そこには、白蓮が困り顔で、
しかし幸せそうに皆の様子を見ていて微笑んでいた。
白蓮「あらあら…。もう、皆さん困りましたね。
『サッカーは、和が大事なスポーツ』だって。何時も言っているのに…」
村紗「――そ、その通りですよ、聖! …皆、決定力が足りないなら、
中盤を支配して、チャンスを沢山作ればいいのよ!だからやっぱり今日はパス練習を…」
一番の白蓮信者である村紗が、白蓮の言葉に感銘してそれに続く。
村紗は命蓮寺ロータスの副キャプテン的な立ち位置だったため、
自分に代わりトップ下についたマミゾウを少しばかり意識しているのかもしれない。
星「ひ、聖ぃ…、む、むらさぁ…、皆さぁん…。
何時も何時もすみません。私、頑張りますからねぇ…」
そして、星が半泣きで謝りながら奮起を試みる。これがいつもの命蓮寺の練習風景だった。
…星もこのやり方で少しずつでも実力を伸ばしては来てるので、間違ってはいないのかもしれない。
そしてそんな茶番をいつも黙って後ろで見ていたナズーリン自身も。
ナズーリン「(…全く。皆ときたら、本当に甘いんだから。――ま、でもたまにはこんな時間も、悪くない。か…)」
と、案外満更でもなかった。
ナズーリン「……命蓮寺のこの、愚かしくも甘く暖かな日々。それは何時までも続くのだと、
私も思っていたんだ。――しかし、この世に永遠はない(*あるかも…)。
…あの蛮族が、全てをめちゃくちゃにしたんだ」
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0ch BBS 2007-01-24