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【変わり行く】鈴仙奮闘記3【者たち】
[891]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/05/10(金) 22:52:22 ID:???
4人目の勧誘:パチュリー
鈴仙「(…やっぱり、呼ぶならばこの人よね)」
なんとか道を覚えた紅魔館の廊下を歩きながら、鈴仙は思う。
鈴仙「(『もやしの貴公子、パチュリー・ノーレッジ』。
彼女の力は、今度の試合できっと大きな戦力になる!)」
階段をコツリ、コツリと降りて、書架をかいくぐり、黴臭い匂いもいよいよむせかえる程になった頃。
鈴仙は、ようやくこの図書館の主と出会うことができた。
パチュリー「あら…また来たの」
パチュリーの声は、前よりも幾分かは柔らかい…ような気がした。
知識人として、自分の元に頼りに来てくれたのがそれほどまでに嬉しかったのだろうか。
鈴仙は用意してもらった席に座り、小悪魔の淹れたコーヒーを一口だけ飲み、事情を説明した。
…その間、パチュリーは一度もこちらに目を向けることも頷くこともなく、
ただ一心不乱に本を読むのみだった。
――話がひと段落して、暫く場が沈黙に包まれたあと、パチュリーは口を開く。
パチュリー「事情は分かったわ。私の力を借りたい、と。
…正直、真っ先にここに来るものと思っていたけれど」
鈴仙「…ちょっと、色々忙しくってね(この人、プライド結構高いのよねえ…)」
パチュリーの顔は本越しで見えないし、声も相変わらず単調で
怒って言っているのか、冗談っぽく言っているのかも分からない。
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0ch BBS 2007-01-24