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【変わり行く】鈴仙奮闘記3【者たち】


[977]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/05/12(日) 21:20:44 ID:???
そっけなく彼女――岡崎夢美・東邦学園比較物理学教授――は答える。

夢美「マシンって言うけれど、私に言わせてみればこのようなモノは、ただの玩具でしかないわね。
この私に魔法の飛び交う世界ではなく、こんな玩具の相手をさせるなんて。気が触れているとしか思えないわ」

皮肉を交えつつ、冷たく言い放つ夢美。
しかし、その表情にはそこまでの嫌味は無かった。

日向「おいおい、何を言っている。 俺は貴女に十分な休養を与えている筈だ」

日向もそれを察してか、表情は若干緩ませる。

夢美「気が触れているわ…。そう、こんな玩具に、最高級の科学と魔法の
コラボレーションを施すことなんて。
――社長…いえ、理事長かしら? マシンの調子は? なんて聞くこと自体が愚問ね」

自信に満ち溢れた表情で、夢美は語る。彼女自身、この仕事に不満は持っていなかった。
サッカーにおける科学と魔法の融合技術。それを実践に移せることに科学者として、
純粋に興味と喜びを持っていた。

日向「クク。天才である筈のアンタがトンデモ理論を並べ立てて学会から干されたと聞いた時。
俺はチャンスだと思ったよ。金の成る木を格安で買えるチャンスだとね」

日向は持ち前の才覚と先見の明を活かし、夢美という超優秀な人材を格安で東邦学園に引き入れた。
そして、彼女がかつて「可能性空間移動船」を用いて幻想郷にやって来たという話を聞きいれ、
更なるビジネスチャンスを獲得するために、自ら幻想郷へと赴くに至ったのだ。

日向「――調子は良い、と。…それで、何台作った?」

夢美「予算と材料に制約があったから、そう多くは。
けれど、そこそこ優秀な汎用メカならば幾らでも作れるから、交代要員や穴埋めには事欠かないわね。
それで、私の開発した『選手コピーマシン』の稼働可能台数は…」


0ch BBS 2007-01-24