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【タイガー&】鈴仙奮闘記4【バニー】


[857]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/01(土) 14:56:10 ID:???
鈴仙「――えっ…?」

中山は決して鈴仙に対して蔑視の表情は向けておらず、むしろいつも以上の生真面目さを持った表情で、
鈴仙に淡々と告げて行く。

中山「…幻想郷では違うのかもしれないが。俺は…キャプテンにはある程度の冷酷さが必要だと思う。
体力の切れた者、いつまでも実績を挙げない者、あるいは自分に従順でないもの――。
そういった人物を容赦なく切れる事。これもまた強さではないのか?
そして、そうする事によりチームは緊張感を持った状態で互いに切磋琢磨し合い、それで強くなり――結果を残す。
そんな一種の「醜さ」を持ち、なおかつそれを受け入れられる者こそが、キャプテンに相応しいのかもしれないと、俺は思うんだ」

中山は、森崎の事を思い出しながら、一種『冷酷な』キャプテン像こそが、
結果を得る為には必要とされるのではないかという、鈴仙の方針とは真逆の方針を告げる。
当然森崎とて冷酷一辺倒ではなく、時に感情的であり、時に情を重んじる事がある事を、
中山は知ってはいたが。
……それでも彼は、敢えて鈴仙に厳しい言葉を投げかけた。

鈴仙「(……そう。中山さんや、外の世界のサッカー選手達にとっては、サッカーこそが戦争なんだものね。
戦わなくては生き残れない。そしてそこには、仲良しとは違う意味でのチームワークがそこには存在しているんだわ…。
私だって、そんな意見は解るもの。――師匠とかも、中山さんの言った感じのキャプテンに近い訳だし)」

鈴仙は何時もの中山とは思えないまでの冷たい言葉を受けて、一瞬はたじろくも。
過去の経験から、その意見の持つ説得力、現実味をしっかりと噛みしめることができた。
そして思う。
自分のお人よしで、時に優柔不断で人に流されやすい態度は、常に勝ちを目指すには相応しくない態度なのかもしれない。
それが特に、勝利の導き手でもあるキャプテンであるならば。


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0ch BBS 2007-01-24