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【皇帝は】キャプテン森崎45【王国に挑む】
[202]代理です。:2013/08/15(木) 08:06:22.83 ID:XEfXs4dB
中山「(アルシオン…色んな意味で凄い奴だったけど、一番凄いのはあの割り切りの良さかな。
あれだけ必死に劣勢を凌ぎ続けて結局ギリギリで負けたのに、少しは悔しいと思ったり…いや?)」
アルシオンは最後の最後まで彼らしい冷静さを保ち、中山との対話でもそれを崩す事はなかった。
だが中山は見た。背中を向けたアルシオンの右拳が固く握りしめられ、微かに震えていたのを。
アルシオン「(ナカヤマ…この借りは何時か返す。そう遠くない未来にな…)」
中山「(…どんなに悔しくても、そんな事より次の試合…そういう事かな)」
*中山とアルシオンの関係が「ライバル」になりました。
*森崎とアルシオンの関係が「自分の同類」になりました。
そしてもう一つはサンパウロFC時代のチームメイトの翼とストラットだった。
未だ地面から立ち上がれないストラットに痛めた足を引きずりながら翼が近寄る。
翼「ストラット…」
ストラット「ツバサか…ハハ、俺を笑いに来たのか…?」
翼「君にそんな事をする理由はないさ。サンパウロに入団当時は喧嘩を売られたけど
それはもう謝られたし、君がサンパウロ時代頼もしいチームメイトだった事も事実だしね」
ストラット「…そうだ。俺は荒れて、南米に逃げ込んで…でも、皆はそれを許してくれた。
だが…だが…いや、たった今俺を倒したチームの選手に愚痴を言うレベルまで堕ちたくないな…」
翼「その通りだ。だから俺は君を慰めたりしないよ。なにより、君が羨ましいからね」
ストラット「羨ましい、だと…?」
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0ch BBS 2007-01-24