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1- レス

【皇帝は】キャプテン森崎45【王国に挑む】


[205]代理です。:2013/08/15(木) 23:37:50.14 ID:XEfXs4dB
賀茂「ワールドユース決勝戦…くわーっ、なんて羨ましいんだ!俺が現役の頃には
アジア予選を勝ち抜く事さえ夢のまた夢だったのに、当たり前の様に世界の頂点を争いやがって!」

片桐「同意しますが、あまり呑気に喜んでいられませんよ。この試合、選手達の被害は膨大でした。
決勝戦は4日後。疲労はある程度取れるでしょうが、怪我の方をなんとかしなくては」

賀茂「う〜ん、そりゃそうだが…今更言ってもどうしようもねえだろ? 省41

[206]代理です。:2013/08/16(金) 07:23:32.60 ID:SSFoO4rY
〜ドイツユース宿舎〜

カルツ「ふーっ。見応えのある試合だったぜよ」

カペロマン「でもグダグダだったぜ。9人相手に日本は何やってんだか」

ポブルセン「けっ。どうせなら9人相手に負けて恥さらせば良かったのに」

メッツァ「(日本が負けてたら自分で倒せなかった事を憤りそうだけど)」

マーガス「結局は、日本が勝ち上がったか…」

シェスター「有り難い話だ。これでまた日本と戦える!」
省34

[207]代理です。:2013/08/16(金) 07:24:34.72 ID:SSFoO4rY
〜ブラジルユース宿舎〜

ゲルティス「(アルシオン…ストラット…残念だったな)」

サンタマリア「よし。第一次データ収集はこれ位でいいか」

トニーニョ「今はドイツ解析の方が先決だな」

ネイ「昨日も散々やってたのにまだやるのか。俺には到底マネできないなァ」

ドトール「チームにはそういう役目の者が必要だ。俺も手伝おう」

アマラウ「ご苦労さん。頼むぜ」

ディウセウ「オラ、腹減っちまった!なんか食いに行こっぜー!」 省30

[208]代理:2013/08/17(土) 00:44:14.14 ID:7XyIeOqZ
〜全日本ユース宿舎〜

その日の晩、イタリアを打ち破った疲弊を元にホテルに戻った全日本ユースの選手達を
出迎えたのは彼らにとっては極めて予想外な人物だった。

オワイラン「やあ、全日本ユースの皆!お疲れ様!」

森崎「へっ?…お、お前、サウジアラビアの?」

中山「マーク・オワイラン…」

オワイラン「覚えていてくれて嬉しいよ。疲れている所に押しかけて済まないが、 省48

[209]代理:2013/08/17(土) 00:44:56.96 ID:7XyIeOqZ
全日本メンバー「へえ、こりゃ有り難いな」「片桐さんが許可しているんなら問題ないんだろ」
「有難う、オワイラン。恩に着るよ」「何でもいいからさっさと休もうぜー」

片桐「(問題ない訳あるか…やり過ぎだこの馬鹿王子!加減と言う物を知らないのか!
お前が言い出した形でも、日本サッカー協会はサウジアラビアサッカー協会に借りを作るんだぞ!
私の独断で決めても穏便に済ませられる形にしたかったのに…どうすればいいんだこれ)」
省32

[210]代理:2013/08/17(土) 00:45:37.32 ID:7XyIeOqZ
森崎「ふい〜、腹減った腹減った。メシメシ…ん?」

約1時間後、負傷者ではない森崎は疲労回復のマッサージを受けただけで医師団から
解放され、すきっ腹を抱えてホテルのロビーに向かっていた。
そこで彼が見た物はどうやら国際電話をかけているらしい陽子だった。

陽子「うん、それじゃお願い骨皮くん。頼んだわよ」

ガチャッ。

陽子「よし、これで…え、森崎くん!?そこに居たの?」

森崎「いや、今通りがかったばかりだが…」
省32

[211]代理:2013/08/19(月) 22:30:46.46 ID:EJRb7pvr
>B 「お疲れ様。いつも面倒な事ばかりやってもらってるな」

陽子「へっ?」

森崎「だってよ、俺達選手は試合と練習の時以外は基本的に自由時間だし、自分以外からも
体調を配慮して貰える立場だからな。陽子さんがやっている仕事は昼も夜も無さそうだし、
体調も自力で維持しないといけないし、なにより面倒臭い仕事ばっかりなんだろ?」

陽子「まあ、そうだけど…裏方ってそう言う物だしね」
省35

[212]代理:2013/08/19(月) 22:33:02.51 ID:EJRb7pvr
森崎「(機嫌は良さそうだな…)」

A 「じゃあいっその事人生のパートナーになってくれないか?」
B 「そうだなあ、今後も何かと世話になりそうだなあ」
C 「そのサポートの集大成を決勝戦で見せるぜ」
D 「有難う。何と言うか、本当に有難う。感謝しているんだ」
E 「ところでこれから晩飯に行くつもりなんだが、一緒に来るか?」

      capmoriにて 省13

[213]創る名無しに見る名無し:2013/08/19(月) 22:43:55.00 ID:Tt8c5It2
森崎が悪意の無い会話をするというだけでなんか怖いw

[214]代理です。:2013/08/21(水) 22:06:29.94 ID:G04uPeZw
>C 「そのサポートの集大成を決勝戦で見せるぜ」

陽子「あ………」

森崎「どうしたんだ?」

陽子「そっか…そうだったわね…」

ふと陽子は遠くを見る目になり、わずかに頬を染めた。
何とも乙女らしい反応に森崎も注目せざるを得ない。

陽子「私、以前言ったよね。お嬢様としての生涯を送らないといけないんだって
子供の頃は諦めていたのが、ある人の影響で変わったって」

森崎「ああ、アジア予選の頃言ってたな」
省38

[215]代理です。:2013/08/21(水) 22:07:03.47 ID:G04uPeZw
陽子「勿論私はサッカーなんて出来ない。そもそも運動が苦手だしね。
だけど私は裏方仕事なら出来るかも、って思って日本サッカー協会に入って、活動して…
そしてここまで来れたんだ。森崎くんみたいに、ガムシャラに頑張った結果が出たんだ。
それを今、すごく実感できたんだ…」

ここで陽子はじっと森崎を見つめた。その瞳に普段は感じない、
森崎にとっては異物に等しい感情が次々と湧き上がってくる。

陽子「有難う、森崎くん。あなたのお蔭よ」
省35


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