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【皇帝は】キャプテン森崎45【王国に挑む】
[264]代理です。:2013/10/22(火) 00:29:59.14 ID:SkRieUdS
マウリシオ「(げっ、これでもダメなのか?…まあいいや)」
予想外の大技に間一髪で気付いたミューラーだったがそれでも対応の遅れは拒めず、
咄嗟に腕を振り上げて不恰好に弾き上げるのが精一杯だった。
ネイ「チャ〜ンス♪」
ダダダダッ!
グワアアアッ!
それはつまり、ブラジルのチャンスが継続すると言う事である。
ミューラー「…おのれェ!」
放送「ボールは逆サイド!ネイくんだ!ネイくんが合わせに行っているーーっ!!」
省14
[265]代理です。:2013/10/22(火) 00:30:42.63 ID:SkRieUdS
フライハイト「(かわされた…が、これなら!)」
ねじ込みを狙うネイは得意のディレイドスピンボレーでDFを振りきり、シュートに行った。
ネイ「決めるぜ!…えっ!?」
シュウウンッ!
ミューラー「うぉーーーーーっ!!」
バギィイイイイイイン!
だがDFをかわした僅かな時間を利用したミューラーが、体勢の悪いまま飛び出しもう一度ボールを跳ね上げる。
省19
[266]代理です。:2013/10/22(火) 00:31:41.91 ID:SkRieUdS
ここで更にシュートを撃たれていたらドイツは今度こそ失点していたかも知れない。
ブラジルもそれを狙ってトニーニョがこぼれ球に向かって飛んでいた。
マーガス「フザけるな!いい加減にしとけよ!」
バッ!
トニーニョ「うっ!?」
バコォオオオン!
だがドイツもマーガスが戻ってきて競り勝った事でやっとクリアに成功し、
3連続でシュートを浴びる事はかろうじて阻止した。
省43
[267]代理:2013/10/24(木) 02:52:25.19 ID:MOutQ6Vu
ドイツは2度目の反撃のチャンスの先陣をメッツァに切らせた。
放送「このこぼれ球はメッツァくんがフォロー!ドイツにとっては久々の攻撃チャンスです!」
シュナイダー「上がれメッツァ!ネイとトニーニョが戻っていない今がチャンスだ!」
メッツァ「分かってるよ!(でも…)」
ダダダダッ!
放送「パサーとして知られるメッツァくんですが、ここはドリブルで攻め上がります。
省40
[268]代理:2013/10/24(木) 02:52:55.66 ID:MOutQ6Vu
メッツァ「(…相手の予想通りだろうけど、シュナイダーの体力を余らせないのが一番か)」
バコッ!
放送「ここでシュナイダーくんにパスが通った!ドトールくんとアマラウくんが詰めに行く!
ここで抜かせてしまってはドイツのシュートチャンスになってしまう!」
メッツァは悩んだ末にシュナイダーを頼る事にした。マーガスとカペロマンがしっかりマークされており、
ポブルセンが先程防がれていてはもうシュナイダーの個人技に頼る事しか思いつかなかった。
省24
[269]代理:2013/10/24(木) 02:53:27.28 ID:MOutQ6Vu
しかしシュナイダーはアマラウのサポートを受けるドトールにしっかりマークされており、
ドリブルで抜き去る事が出来ずボールをこぼされてしまう。これをカペロマンがフォローしたが、
すぐにでもジェトーリオに追いつかれそうになったカペロマンはすぐ撃つしかない。
ジェトーリオ「あれっ?いいのかなー、君サイドじゃないと役立たずじゃん」
カペロマン「余計なお世話だ!くらえっ!」
グワアアアアアアアアアッ!!
省28
[270]代理:2013/10/24(木) 02:53:58.22 ID:MOutQ6Vu
ゲルティス「キャッチ成功」
カペロマン「…くそっ!」
放送「しかし止めたーーーっ!!ゲルティスくん物凄い反応速度でガッチリキャッチ!
左右にあれ程ぶれるシュートを迷いなく正確に掴み、トレードマークのダークイリュージョンの
凄さを見せつけました!流石はACミラン所属のキーパーマシンです!」
観客「よっしゃー!流石ゲルティス!」「どーしたドイツ!全然ダメじゃないか!」
赤井「出たっス!あれがゲルティスのセービングです!」
省40
[271]代理です。:2013/10/29(火) 01:14:37.89 ID:fNlvc22m
ゲルティスがあっさりサイドワインダーをキャッチした事で、当然またブラジルの攻撃が始まる。
ここでシュナイダーは決断を迫られた。
シュナイダー「(…戻るべきか、戻らぬべきか…)」
この試合彼はここまでカウンターに備え前線で張っていた。
基本的に彼は典型的なストライカータイプで、守備は前線では行うが自陣奥深くまで戻る事は殆どない。
こう表現すると人によっては守備貢献をしない我儘なFWと評するかも知れないが、
省64
[272]代理です。:2013/10/29(火) 01:15:41.23 ID:fNlvc22m
ルディ「(ダメだ…!いっそ私が無能ならまだ良かった!それなら打てる手が何かしらあった筈なのに!
今のままでは選手達が耐え抜き、反撃の機会をみつけるまで待つしかない!…なんと無力な監督だ)」
結果、ルディ監督は動きたくても動けなかった。
最初からベストメンバーを出しているのだから流れを変えられるスーパーサブなど居ない。
またドイツユースにはユーテリティプレイヤーが少なく、特に大胆にポジションチェンジ出来るのは
省64
[273]代理です。:2013/10/29(火) 01:16:46.35 ID:fNlvc22m
つまり、彼らはシュナイダーに守備に戻って欲しかったのである。
カルロス「(作戦は7割がた成功している。2トップ対策、攻撃権の独占、シュートラッシュ…
全て実現出来ているが、ミューラーが予想以上に固い事とシュナイダーが守勢に
回ってくれていないのが問題だ。奴を自陣に閉じ込めれば9割がた勝利が決まるんだが…)」
シュナイダー「(…戻らない。俺は戻ってはいけない!)」
省37
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0ch BBS 2007-01-24