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【皇帝は】キャプテン森崎45【王国に挑む】
[298]代理です。:2013/11/22(金) 08:26:19.61 ID:2QEDLwyc
シィーーーーーーーーーーン…
獣ですら発するとは思えない不気味な怒声をポブルセンが出した時、誰も何も言えなかった。
彼の容態を案じていた審判も、治療の準備をしていたドイツユースも、仕切り直しを考えていたブラジルユースも、
ブラジルを応援していた観客も、成り行きを見守っていた全日本ユースも、そして実況放送も。
スッ。
トサッ…
ポブルセン「シェスター、すぐに俺に渡せ」
シェスター「えっ!?」
審判「お、おい、君、血が出てい」
ギラッ!
審判「る…ん…」
そのままポブルセンは自らボールを地面にセットしシェスターにフリーキックを行い
自分にボールを寄越せと要求した。自分が流血しているのにも関わらずである。
審判はポブルセンの怪我を案じて彼を止めようとしたが、
その気遣いで得られたのは殺気に満ち溢れ血走った眼と見難く歪んだ凶悪な表情だけだった。
ポブルセン「笛を吹け」
審判「!!!」
ピ、ピィイイッ!
哀れな審判は本能的な恐怖に逆らえず要求された通りに試合再開の笛を吹いてしまった。
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0ch BBS 2007-01-24