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【皇帝は】キャプテン森崎45【王国に挑む】
[301]代理2/3:2013/11/22(金) 23:40:01.62 ID:PgrKKzIL
当然ブラジルはすぐに対処し、サンタマリアとマウリシオが中盤でボールを奪いに行く。
万全状態ならまだしも負傷したポブルセンならボールを奪える確率は高い筈だった。
しかし彼らは即座に思い知る事になる。狂人は時として人の常識を覆し限界を超えてしまう事を。
ポブルセン「死ね!」
ギュウンッ!
ドガガガガッ!!
マウリシオ「えっ!?ぎゃああああああああああっ!!」
サンタマリア「な…何だと!?」
ポブルセンの動きは怪我をしていなかった数分前より鋭くなっていた。
彼のドリブルはパワーとスピードの両方が増しており、マウリシオは哀れにも盛大に吹き飛ばされた。
サンタマリア「(馬鹿な!そんな事は有り得ない!何かの間違いだ!)」
サンタマリアはワンプレイでそれが分かった。だが今まで培ってきた彼の常識と理性がそれを受け入れられなかった。
どんな名選手でも怪我をしたらハンデを負うのは当然。精神力や小細工でそれを補う事や乗り越える事なら出来るだろう。
ポブルセン「殺してやる!」
ズガガガガッ!
サンタマリア「ぐわああああああああ!!」
だが何処に怪我をしたら逆上のあまり普段より明らかに強くなる選手など居るだろうか?
そこまでの怒りと恨みを燃やせる選手などサンタマリアも見た事がなかった。
故に本当にそんな選手が目の前に現れてしまった時、彼にそれを止められる筈がなかった。
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0ch BBS 2007-01-24