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【真っ直ぐに】鈴仙奮闘記6【突き進め】


[158]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/30(日) 00:49:42 ID:???
鈴仙「(最初はもうホントに大変だったのよねえ。 まずルールを覚えさせる事も難しかったし、
そこからの練習もまた大変で。 ……姫様も途中で飽きちゃったのかGKでグータラしてばっかりだったし、
私は今以上に頼り無くて師匠にオンブダッコだったし、てゐは何考えてるのか分からないし……。
そんな時代から、この子はルナティックスのFWだったのよね)」

ウサギA「? どうしましたか、鈴仙様!? ま、まさか疲れている所に私がごちゃごちゃお喋りしてたから
お気に障られましたか!? あわわわ!! も、申し訳ございません!!」

ふっ、と遠い目線をした鈴仙を見て――ウサギAはますます焦りを募らせてしまう。
……この辺りも全く変わっていない。
かつて陵辱発言をして、それに対して一番恐怖を覚えていたのも彼女だった…気がする。

鈴仙「(――思い込みが激しくて、何でもすぐ悩んじゃうから、ちょっぴり面倒くさいけど。
……それでも、この子はいつも元気で、素直で、頑張り屋さんな子だった。
――ウサギ達の中でも、一番私の事を慕ってくれて、一番私の事を心配してくれてる子でもある)」

鈴仙は混乱してしまった彼女――ウサギAの滑らかな長髪を撫でてあげる事にする。

ウサギA「ひやっ!? れ、鈴仙さま!?」

鈴仙「(――名前…無いのよね、この子。 これだけ一緒に居て、一緒にサッカーしているのに。
……この子に相応しい名前―――考えてみようかな?)」

落ち着けようと頭を撫でた事が逆効果となり、ウサギAの混乱はますますヒートアップ。
そんな彼女の様子もいざ知らずで、鈴仙は彼女――ウサギAの名前を考えてみることにした。


0ch BBS 2007-01-24