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【真っ直ぐに】鈴仙奮闘記6【突き進め】


[451]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/07/07(日) 19:44:57 ID:???
永琳「(終わったわね…。 体力的な面はともかく、これ以上はきっと彼女達の精神が持たない。
――後は反則と失点を恐れての消極的なプレーで後半が終了し、私達の勝利が確定するでしょう)
……佳歩、大丈夫? 一人で歩ける?」

佳歩「は…はい。 あの……小傘さん達を…あんまり…いじめないでください…」

永琳「分かってるわ(私達が彼女達を罵倒してもメリットなんてないからね)。
それより、貴女は早くベンチに向かいなさい。交代させるか、出て貰うかは後で判断するから」

足を挫いてしまった佳歩はゆっくりと歩きながら、ベンチへと向かう。
彼女の治療にもまた時間がかかりそうだった。

中山「これで……良かったのか?」

中山とパスカルは互いに近づき、小さな声で話し合う。
永らくアルヘンチノスの下部チームにて活躍してきたパスカルはともかく、
日本の学生にすぎない中山にとってはやはり、この光景は不慣れなものだった。

パスカル「自慢になるかもしれないが。 俺はナカヤマよりは沢山の場数を踏んできたつもりだ。
そして、こうした試合も経験した事はある。その上で言うと、
理不尽なまでの反則を食らい、それでも尚立ちあがれるチームか否か――それを彼女らは試されているのだと思う」

中山「……なるほど(単に実力が高くとも、思い通りには行かぬのがサッカー…そして人の運命、か)」

鈴仙「…………(練習試合だからまだ良かったけれど、このままじゃ、とっても後味の悪い結末を迎えてしまいそう。
――私に、何か出来る事は…無いんでしょうけど)」

鈴仙は、友人達のチームの苦境を目の当たりにして苦悩する。
自分は、このドン底の状態にあるチームを励ます事が出来るのか。
そして出来たとして、自分にその資格はあるのか。


0ch BBS 2007-01-24