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【真っ直ぐに】鈴仙奮闘記6【突き進め】


[459]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/07/07(日) 22:14:30 ID:???
C:「星! 思いっきり楽しむって言ってたじゃない…! 白蓮さんが居ないなら、貴女が手本を見せてあげなくちゃでしょ!」

星「(どうして…こうなったのでしょう。 どうして……?)」

星は一人、会話をする事もなくフィールドに立ちつくしていた。

星「(私達は……聖の夢を共に叶える為、着いて行くと決意したのでは無かったのですか?
そんな私達が今――聖がこの幻想郷で少しずつ叶えようとしていた夢…人間と妖怪の平等な共存を
ぶちこわしにしている……! 私達は。 ううん、私は…最初から最後まで聖の足手まといでしか
なかったのでしょうか……!?)」

星は本来、命蓮寺では白蓮の次に格の高い僧侶であり、白蓮の第一の弟子でもある。
彼女の教え、考え方、性格――。
星は村紗や一輪よりもより色濃く白蓮の影響を受けており、また優秀でもあった。
星は永らくその事に誇りと責任を感じていたが…。

星「(……経典の覚えが早い? 法力に溢れている……? ――そんなもの、何の役にも立っていないじゃあないですか!
私は聖を見殺しにした! 毘沙門天様から預かった宝塔を何度も失くしてしまっていた!
そして――日向を前に、私は怯える事しか出来なかった! そんな私が少し自信がついて強くなって……
たったそれだけで浮かれていたんです! 私は結局…自分の事しか考えていない。
シュートを決めても、この場で皆を奮い立たせる為の言葉を持っていなければ、意味が無いというのに!)」

――星は、自分の身勝手さ、無力さを。日向を退けて強くなったと勘違いしていた自分の滑稽さを。
改めて認識する。自分は本質として変わっていない、変われようがないのだと絶望しながら。


0ch BBS 2007-01-24