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【真っ直ぐに】鈴仙奮闘記6【突き進め】


[461]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/07/07(日) 22:24:31 ID:???
星の笑顔は――次第に何時もの潤いを取り戻していく。
背丈は幻想郷の少女の中では背の高い方である鈴仙よりも更に高いのに、
そのぱっちりとした瞳はまるで子供のように純粋で、宝石のように輝いている。

星「……鈴仙、ありがとう。 ヒューガーズの一件だけじゃなく、また助けられましたね」

鈴仙「ううん、いいのよ。 それに、私だって助かってるもの」

星「?」

鈴仙「試合前に星が「全力で楽しむ」って宣言された時、ちょっと困ってしまったもの。
――私はあの時、試合で活躍する事とか、どうやったら練習の成果が発揮されるかとか。
全く別の事を考えてて、そんな楽しむ余裕なんてなかった。
……けれど、星のその言葉でまた、凝り固まった視点が和らぎそうになったからね。
だから、これはおあいこ、って事!」

星「(鈴仙……!)ええ、おあいこなら仕方ありませんね!
これからまた私のシュートで、遠慮なくブイブイ行かせて貰いますからね!!」

鈴仙「あはは…それはこっちもよ、星!」

鈴仙と星は、試合終了に先んじて、軽く手を握り合う。
星が見失いかけていた物。それは即ち鈴仙が今足りない物でもあったのだが…。
今の会話が、二人に同時にそれを――「全力で楽しむ」という事を、与えてくれていた。


0ch BBS 2007-01-24