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【真っ直ぐに】鈴仙奮闘記6【突き進め】


[749]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/07/13(土) 22:46:48 ID:???
【鈴仙と星。兎虎特訓!!】

―――そして、時は一旦遡る。

〜夜の人里・サッカーコート〜

試合終了後、鈴仙は星に呼びつけられて人里のサッカーコートに来ていた。
丁度人里に出店していた「みすち屋」にて行われていたささやかな祝勝会を
抜け出しての体にはなるが……鈴仙に迷いはなかった。

星「――鈴仙。 来てくれたんですね」

そこには、今日の試合三得点を挙げた命蓮寺ロータスのエースストライカー、寅丸星が、
試合時と変わらぬ格好で自主練習をしていた。

鈴仙「……いつも、ここで練習をしているの?」

星「昼はお寺の仕事が忙しいですからね。 個人練習となったら、今の時間でしか…。
それも、あまりに遅いと聖に怒られちゃいますし」

鈴仙「ふーん……頑張り屋さんなのね、星は」

星「…なんだか頑張らないと駄目なような気がしちゃって。 本当はそんな事ないと信じてはいるんですが。
たまに怖くなるんです。聖や、ナズーリンや、村紗や一輪は。「頑張ってる私」を応援してくれるのであって、
そのままの「私」なんて見向きもしてくれないんじゃあないか、って」

星はあはは、と自虐的な笑いをこぼす。

星「――だからでしょうね。 今まで練習していても上手く行かなかったのは。
私は結局、自分の為でも、皆の為でもなく。 自分の上に浮かんでいる、変なプライドの為に
練習していたにすぎなかったのですから」


0ch BBS 2007-01-24