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【真っ直ぐに】鈴仙奮闘記6【突き進め】


[900]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/07/15(月) 23:19:39 ID:???

鈴仙「あ、目が開いた!」

それから数時間。 気絶していた慧音は目を覚まし、その介抱をしていた鈴仙が瞳を明るく輝かせる。

妹紅「慧音――ごめんっ! 私、あの時頭に血が登ってて……」

そんな鈴仙の手伝いをしていた妹紅は、慧音が目を覚ましたと聞くと大きく表情を綻ばせながらも…。
慧音にしっかりと向き合い頭を下げる。

慧音「(……そうか、私はあのシュートで――)」

慧音は思い出す。どうして自分が気絶してしまっていたのかを。

慧音「(あの紅い弾丸。 溶岩の塊は……紛れもなく妹紅のシュートだった。
それを私は直に食らってしまい、面食らってしまって……いたんだな。 ――全く、恰好がつかない)」

鈴仙「今日は暫く、運動せずにしっかり休んでくださいね? ひょっとしたら、どこか骨折とかしてるかもしれないし」

慧音「何、それには…及ばんよ」

慧音は鈴仙の心配をよそに、しっかりと立ちあがり――妹紅を見つめる。

妹紅「け、慧音……」

慧音「妹紅よ……。 効いたぞ、お前のシュート」

妹紅「ごめん……やりすぎた」

慧音「いいんだ! そんな事全然気にしていないから。 ……とても心がこもっていたからな、あのシュートには、な。
私達の事を、そして自分の事を必死に考えて――がむしゃらに撃ってくれたシュートだと私は思ったよ。
そして、実際にそうだったからこそ――今までに無い重みがあったんだ」


0ch BBS 2007-01-24