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【真っ直ぐに】鈴仙奮闘記6【突き進め】


[917]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/07/16(火) 23:05:17 ID:???
そして、その瞳が映しているのは彼らに留まらない。
――それらは全て、ここ最近外界から幻想郷へとやって来た少年達。
やはり日本人が多いようだが……中にはチラホラと外国人の姿も見受けられる。
彼らは総じてサッカーを得意とし、幻想郷の各地にて活躍をしているようだった。

総じて一つの瞳が一人の少年の姿を追いかけている様子だったが――。
その中央(この境界が極めて曖昧な世界でこのような表現をしても良いのだろうか)
に位置する多くの瞳は、それらが一斉にとある一人の少年の様子を必死に覗き込んでいる様子だった。


「……はあ、はあ…!」

シュッ……バッシイイイイン!!

その少年は――夜遅くであるにも関わらずその身体を動かし続けていた。
最近の試合の連続は彼のブランクを解消させるに極めて役立ち、この三カ月で彼の実力はその全盛期。
すなわち、全国中学サッカー大会に臨んだ時の水準にまで回復していたのだったが。

「駄目だ……! まだこの程度の努力では――あいつらに追いつけん!」

しかしそれでも彼は慢心せず、ひたすらに練習に打ち込む。
彼は分かっていた。自分はようやくスタートラインに立ったに過ぎないのだと。
それも自分の仲間やライバルが既に二週も三週も先行しているレースのスタートラインに。
彼は人知れず叫ぶ。


「俺は……俺はきっと追いついてみせるぞ! 翼、岬、日向。 三杉! そして――!!」


0ch BBS 2007-01-24