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【最強マモノ】鈴仙奮闘記7【決定戦】


[651]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/07/31(水) 22:05:09 ID:gKd6tgw6
ボッシ「(や……やった! DFを抜けたぞ! あのGKもアモロみたいだったし
…ここまでくれば、俺でも決められる!)」

そしてその瞬間、ボッシは勝利を確信した。
…客観的には、輝夜のGKとしての腕前は低いがそこまでではなく、ボッシのシュート程度ならば
防ぐ確率もそこそこにあったのだが…そこは前半の笊っぷりを見せ付けられた以上、仕方が無かった。

輝夜「(私はチガウ…私はチガウ…)」

だが…実はこの時、輝夜は燃えていた。彼女はこの試合、ただ一人孤独に怯えて…そして奮い立っていたのだ。
試合に臨む態度としては(輝夜的には)あきれ果てた物である癖、
気持ち悪いまでに実力・プレースタイルの似ている敵軍GK―――ドミニク・アモロ。
彼とは違う。 だがしかし、今のままでは自分は彼と変わらないのではないか?

輝夜「(私は違う……っていうなら、私は…?)」

しかし、そうした彼女の思考は混迷を見せた後―――一つの結論に終着する。

輝夜「(―――私は違うって言うなら。 私が…アイツと違う所を見せてやろうじゃない!!
そして、私とアイツの違うところ…それは――信頼。 …互いが互いを想いあう気持ちの強さよ!!)」

輝夜はそうして…声にはならぬ意識を、思念を想いを永琳に向ける。
永琳は止める、止まる。止めて当然だと…信じて、信じ抜くのだ!

輝夜「(アンタとあのピエールっての信頼関係と、私が永琳と積み上げて来た信頼関係ってのは、
文字通り千年分も、万年分も! 違うのよおおおおお!!!)」

永琳「姫……!(……はあ、私も甘いわね。 けれどこう期待されちゃあ――少し本気を出すしかないわね!)」

永琳もまた、輝夜の瞳を見て…輝夜の今までにない熱い想いを感じ取り、その速度を上げる。そして――――!!

           輝夜「―――(えーりんが)  と   め   る  !!」


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