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【最強マモノ】鈴仙奮闘記7【決定戦】


[749]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/02(金) 23:46:32 ID:cnYxniHE
★フランスの作戦→ ハート8 ★
ダイヤA〜6・ハート→「さっきはボッシのサイド突破が上手く行っていたが――恐らく左SHの方が守備は軽い。そこを突くんだ」

ナポレオン「おや、いいのか? 何時ものように「自分が突破する〜」じゃなくても?」

普段のピエールらしからぬ答えに、ナポレオンは茶化しながら皮肉る。
いつもの彼らしい態度だったため、それについて咎める者はいない。

ピエール「……皆を信頼していない訳じゃあないさ。 ただ――、エイリン・ヤゴコロは強大な選手だ。
彼女とまともに勝負出来るのは、悪いが恐らく、俺しかいない。これは驕りでも自信でもなく、客観的な事実――だと思う。
だからこそ、…都合が良いのは分かっているが、皆の力を借りたいんだ。 エイリンは俺が止める。
ナポレオンはモコウやレイセンを止める。 そして皆は――他の選手を止めてくれ」

ナポレオン「…やっぱり気に入らねえな。 結局俺達は、お前の露払い役か?」

ピエールの言葉は確かに客観的という意味では的を捉えてはいたが、あまりにも現実的過ぎる。
ピエールは少しだけ黙っていたが、しかしすぐに思いとどまって…。

ピエール「……すまん、言い過ぎたかもしれないが。 ――頼む」

大きく頭を下げるピエール。 貴族としての高いプライドを持つ彼にとっては珍しい行動だった。
また、ピエールの言った言葉は確かにナポレオンの言うとおり厳しいものだったが、
それでも彼らとてピエールの気持ちが痛いほど分かっており、明確に敵意を向ける者はいない。
結局は、そんな光景にチームメイトの僅かな疑問や憤りも鳴りを潜めて行き――。

ナポレオン「――ふん。 付き合ってやるよ。 …今回だけはな」

最後にナポレオンが、親愛とも皮肉ともどちらにも取り得る口調で言い捨て。各自がポジションに戻っていった。
彼らは彼らで、単なる馴れ合いとは違う、独特な信頼関係を築いているのかもしれない。


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