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【新たなる】ライ滝第二十七話【門出】


[241]ラインライダー滝 ◆JkleSJRie. :2013/08/14(水) 17:48:21 ID:???

青髪の少年「……成程。服装も我々の物とは違うし、どうやら彼らは本当に私たちとは違う異世界の住人みたいだね」

髭の騎士「ええ。ごく稀にそういった異世界からの来訪者が迷い込むといった事例があると以前書物で目を通した事があります。
     しかし、まさかアレク殿が異世界に飛ばされていたとは……」

 最初は矢車達の言葉を訝しげに聞いていた髭の騎士達であったが、
幸運な事に先程阿部瑠の話したアッーレクという人物とこの髭の騎士は知己の間柄だったらしく、彼らは矢車達の話を信じてくれた。

青髪の少年「しかし困ったね。出来れば元の世界に戻れるよう手を尽くしてあげたいところだけど……」

髭の騎士「イザーク占領軍と戦端を開いてしまった以上、グランベルから援軍が来る前にイザーク王都を落とさなければなりません。
     極めて迅速に事を進める必要があります。残念ながら彼らに協力する余裕はありません」

青髪の少年「……」

 髭の騎士の言葉に、青髪の少年は心底申し訳なさそうな表情を浮かべる。
 が、そんな少年に対して矢車は事もなげに一つの提案をした。

矢車「それなら問題はない。まずは俺たちがお前たちの大陸解放とやらに手を貸そう。
   白夜の世界に向かう方法を探してくれるのであればその後でいい」

青髪の少年「え?」

カメハメJr「どの道俺たちも帝国軍とやらと戦闘をしてしまった。お尋ね者になるのは確実だ。
      それなら君たちに協力した方が元の世界に帰る上でもここで生きる上でも効率はいい」

矢車「……何よりお前たちからは数多の地獄を見てきた気配がする。協力するのも吝かじゃあない」

 色々言ったが手を貸す最終的な理由は例によってそこである。


0ch BBS 2007-01-24