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【行く風に】鈴仙奮闘記8【夏を知る】


[458]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/21(水) 22:47:40 ID:DN7OwSd6
I:温泉といえば覗き! よし! 男湯を覗くわよ!!

鈴仙「(もうすぐ、私達の旅行が終わっちゃうのね……)」

鈴仙は長いようであっと言う間だった、温泉旅行の想いでを振り返る。
いきなり迷子になってしまった散歩道。
飲み放題で水を頼んでしまう、博麗の巫女びっくり貧乏性が露呈した夕食。
なんかチルノが溶けてた温泉。
謎の少年が現れつつも、一瞬だけサッカーの王女様になれた卓球大会。
慧音の背中にぴったりと張り付いたお陰で迷子にならなかった、二度目の散歩道。
リクライニングスペースでは、新聞を通して挑むべき敵の大きさを感じる事ができた。
そして夜には風祝特製のスペシャルカクテルの味を満喫し、そこから弾けた私の青春。
そして今―――こうして温泉に再度浸かっていたのだが。

鈴仙「(まだ――まだ。 私には…やっていない事がある!!)」

青春で温泉と来たら、必ずすべきと教わった事がある。
風呂上がりのコーヒー牛乳もそうだったかもしれないし、温泉卓球もその中に含まれるだろう。
しかし、一番大事な事を、鈴仙は行っていないのだ…!!

鈴仙「―――エヌオーゼットオーケーアイよ!!」

てゐ「…んあ? 鈴仙ちゃーん、まだ酔ってるー?」

鈴仙「(しまった! つい口に出しちゃったわ!?)あ、ごめん…」

てゐ「いや、良いけどさ。 ここパブリックだかんね、気を付けてよ〜?」


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