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【行く風に】鈴仙奮闘記8【夏を知る】


[46]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/09(金) 23:12:37 ID:???

妹紅「…これもアンタが予約したの?」

輝夜「んーん。 これは宿泊者サービス。 普通に乗ると大人往復500円だけど、宿泊客は無料サービスになってるのよ」

妹紅「詳しいなぁ…ちょっとだけ見なおしたよ。――ほんのちょっとだけ、な!」

店員「さあさあ! ウチの架空索道は丈夫ですからね。 100人乗っても大丈夫ですから!!」

てゐ「(ん〜。何か良い響きの言葉ねぇ)」

そんな店員の景気の良い言葉に促されるままに、鈴仙達はロープウェーの柵を押しあけ、
今度はちょっと狭目の籠に乗り合う事になる。

店員「さっ! 出発だ〜!」

キコ、キコ、キコ……

そして全員が乗り込んだ事を見計らうと、店員は籠と掘立小屋の中間地点にあった
手回し車をキコキコと回し始める。そうすると、地面にピッタリとついていた籠はフワリと浮きあがり…。

ウサギD「きゃあ〜♪ 動いたよ、Eちゃん!!」

ウサギE「ちょっと…! 狭いんだから動き過ぎちゃだめよ、Dちゃん!」

鈴仙「(――へえ! 人間達も色々と考えているのね…! その内、誰も彼もが空を飛んでたりして)」

中山「小さい頃に乗った切りだなあ…こんな乗り物も」

パスカル「流石金持ちの国の坊っちゃんだな、ナカヤマも。 俺はこんなの――初めてだ!」


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