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【行く風に】鈴仙奮闘記8【夏を知る】


[51]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/09(金) 23:41:24 ID:pCm9Juk2
★鈴仙「架空索道(ロープウェー)か…悪くないわね」→ ハート10 ★
ハート→ウサギBが珍しく興奮しながら話しかけてきた。

ウサギB「鈴仙様、鈴仙様!」

鈴仙「――あら、貴女は」

鈴仙に話しかけて来たのは…ウサギBだった。
普段あまり鈴仙とは絡もうとせず、仲間のウサギ達の輪に居る事の多い彼女だったが、今日は様子が違っていた。

ウサギB「私――実はずっとこのロープウェーに乗りたかったんですよ!
ずっと前の文々。新聞で見たり、ちょっと前の花果子念報で見て以来、興味があって…!」

鈴仙「へえ…! そうなんだ。 技術とかに興味があったりするの?」

ウサギB「あっ…いえ! 私――新聞が好きなんです。 新聞に乗ってる色んな情報とか、
流行りものとか見て。知ったりするのがとても楽しくって!」

鈴仙「新聞ねえ…(うーん、新聞と言ってもあまり良いイメージが湧かないけれど。
そういえばこの子ったら昔から事情通だったりしてたし、記者とかにも憧れているのかな?)」

鈴仙はそういえば、と自分が話しても居ない情報をさりげなくウサギBが知っていた、という事があったのを思い出す。
てゐ等とは違ったベクトルで、周囲の雰囲気やトレンドに合わせるのが上手な子なのかもしれない。
実際、サッカーの能力も特化よりはバランス型に傾いており。その性格・嗜好とも相まって、器用さも感じさせる。


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