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【行く風に】鈴仙奮闘記8【夏を知る】
[616]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2013/08/25(日) 23:33:54 ID:rzy11rDM
D ウサギE 輝夜
鈴仙は今日、二人の選手をコーチしようと決意をしていた。
ウサギE「あっ…はい。 何でしょうか、鈴仙様」
鈴仙「ああ…うん。 今日はEちゃんに練習を付けてあげようと思って」
ウサギE「え、ええっ!? 良いんでしょうか…!?」
鈴仙「ええ、もちろん。 それに旅行の時に言ってた貴女のビジョン――。
それに近づける為に少しでも手伝ってあげるんだからね!」
ウサギE「(これは…チャンス!)――はい! が…頑張ります!」
一人目はウサギE。先日の旅行で自らの目指す選手像について明確に考えられたからか、
そのモチベーションは未だ高く。鈴仙の呼びかけに対して声を震わせて応えた。
輝夜「今から私は重要な会議があるのだけど、イナバ?」
鈴仙「……それって姫様のやってるネットゲームの会議ですよね…?」
輝夜「ネットゲーム言うなー! あの世界にはね、現実じゃあそう見れない美しい光景が広がっているのよー!」
鈴仙「現実だって竹林や妖怪の山があるじゃないですか…って。 そんな事言ってる場合じゃないです、姫様!
練習ですよ、練習しましょう!! でないと命蓮寺ロータス戦の二の前ですよ!」
輝夜「むぐ……そこを言われるときっついわね…しゃあないわ」
もう一人は輝夜。本日の(ゲーム世界への)旅行で自らの目指すギルド像について明確に考えていたからか、
そのモチベーションはいつも通り低く、鈴仙の呼びかけに対して欠伸をかきながら答えた。
そんな両極端の彼女達に、鈴仙がコーチングした内容とは…?
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