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【行く風に】鈴仙奮闘記8【夏を知る】


[658]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/27(火) 00:01:22 ID:???
魔理沙「な…なにィイイイイイイイイイイイ!?」

―――魔理沙の絶望的な絶叫が聞こえなくなるまでの衝突音を出しながら、
両手がガッチリとボールを捕まえて見せた。

……しかし、魔理沙の放ったシュートとて、生半可なシュートとは一線を画していた。
そのボールは、森崎の腕の中に存在しているというのに、まるで意思を持ったかの如く、
森崎の腕を離れてゴールに向かおうと暴れ回る。

森崎「(し……しまった! 油断した! 単なる弾丸シュートと思っていたが…。
こりゃあ、全然単なる弾丸じゃねえ! 回転してやがる! そしてどんどん重さを増して……!?)」

プライドを掛けて、森崎はそのボールを離すまいと格闘する。
一見奇妙な踊りを見せているかのように、森崎はのたうちまわり、そして最後には……

森崎「ぐっ!」

バチン! バアン! ……ポン、ポンポン………

行き場を失くしたボールは垂直に上がり。ゴールバーに跳ね返って、
そのままボールは森崎の足元を離れて行った。

魔理沙「運が良かったかもだが……あいにくの所。引き分け、か」

ふう、と肩をすくめる魔理沙を見つめながら。
森崎は魔理沙のシュートの威力の高さを認め、暫し唖然としていたのだが……
プライドの高い彼は、魔理沙が森崎の表情を視認できるまでに辛うじて平静を保った表情を取り戻し。

森崎「バーカ。 入っていない以上、俺の勝ちだろ」

自信たっぷりに、最高のハッタリを見せ付けるのだった。


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