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【行く風に】鈴仙奮闘記8【夏を知る】


[71]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/10(土) 21:54:11 ID:1piHV0wk
★ルナティックレッドセンス→ ダイヤ5 ★
それ以外→店員「ああいえ、大丈夫ですよ。 神社の風祝が妖怪よけの術を施していますから」中山「成程」

そうやってまるで敵軍の基地に居るかのように周囲に対して警戒していた3人だったが…。

店員「ああ…妖怪の心配でしたら大丈夫ですよ」

鈴仙「えっ?」

店員「この旅館のオーナーでもある! 守矢神社の誇る風祝、東風谷早苗さんが強固に結界を作って
妖怪が入らないようにしていますからね。 天狗や河童のような力の強い妖怪相手にはあまり効きませんが…。
彼・彼女達とはすでに不可侵協定を結んでいますから! それに、万一の時でも――」

旅館の店員でもある男は、長台詞の後に懐から数枚のお札を取り出す。
それはパスカルの持つ手作りお札よりは豪華な呪文や装飾がなされており、
いかにも霊験あらたかな一品、という様子である。

店員「この『守矢神社のお札』! これがあるから安心です! 今なら売店にて、特別価格で販売していますよ!!」

そして最後に店員は商品の宣伝をして、解説を締める。
人里の人間も来れるよう、妖怪対策については恐らく人一倍気を使っているのだろう。
男の説明はとても手慣れたものとなっていた。

パスカル「なんだ。 どうやら取り越し苦労だったみたいだな」

中山「どうやらそのようだな。 ははは…少し恥ずかしいよ」

鈴仙「きっと他の人が見てたら、私達ってば挙動不審者だったわね…」


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