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【行く風に】鈴仙奮闘記8【夏を知る】


[723]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/29(木) 18:59:37 ID:NPmDaaqA
★雛の選択→ クラブ4  クラブならシュート
 にとりの選択→ ハートQ  ハートならドリブルに備える★
★雛 ドリブル/シュート 43/40 ( ハート8 )( 5 + 4 ) =49
 にとり ウォーターカーペット 48+( ハート9 )( 1 + 1 ) +(読み外し-2)=48★
=1→ボールはこぼれ球に。

雛「(ここは厄を一杯にしたドリブルが有利でしょうけど、接触プレイはにとりを傷つけてしまうかも。
――友達に酷い目は合わせられない!)ええいっ!」

にとり「(言っちゃあ悪いが、雛はドリブルで来た時の方が危険だ! その半面シュートは大した事がないから、
ドリブルに備えるとするか!)」

雛の気遣いとにとりの打算(……と、油断)が互いにぶつかり合う。

鈴仙「(――む!? 雛さんの周囲の波長が……!?)」

その時鈴仙は気づいた。雛を中心とした周囲の空気の発する波長の変化に。
中立中道に見えたその空気が、地面が、サッカーボールが。
すべてがまるでにとりへの悪意を持ったかのように襲いかかる。その結果か、油断が高じただけか―――。

にとり「――って、シュートか! でも余裕だよ……って」

バッ! …ガシイッ!! ―――ポロン

にとり「……あらら」

雛「――やっぱり、厄いかも…」

思いっきり、ボールをファンブルしてしまうにとり。彼女もまた、彼女の発する厄の被害者だったのかもしれない。

にとり「(……というか、私が日向さんの手下になったりふっ飛ばされまくったりしたのって、
コイツとつるんでるのが原因なんじゃあ…?)」


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