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【行く風に】鈴仙奮闘記8【夏を知る】


[97]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/11(日) 00:17:31 ID:mDuWLtUI
★たのしいピクニック→ クラブA ★
クラブA→鈴仙「あれ…? 中山さん? パスカル君? 佳歩ー!?」迷子になっちゃった!?
最初の内は、皆と雑談しながら楽しくピクニックが出来ていたのに。

鈴仙「あれっ…財布を落としちゃったかも…?」

中山「ええっ!? そりゃあ大変だ! 皆で一旦戻って――!」

鈴仙「ああ…良いわよ別に! 私の財布結構目立つから分かりやすいし、
それにこの道も一本道だから大丈夫よ!だから、三人で先に行ってて!」

佳歩「で、でも……」

鈴仙「もう、佳歩ったら心配症ね。 大丈夫大丈夫! 登山じゃあるまいし迷子になんてなんないわよ!」(フラグ)

パスカル「――まあ、レイセンが言うなら大丈夫だろう。 それに最悪はぐれたとしても、空を飛んで探せば問題ないだろうさ」

鈴仙「そうそう! だから私が最悪合流できなくっても、夕食の時にはちゃんと集合するから!」

―――そうして一人で別行動を取ってしまったのが、原因だった。
財布を捜すうちに鈴仙は無意識に散歩道を大きく外れており。

鈴仙「(あっ…そういや落としちゃダメだからって、いつものスカートのポケットじゃなくて。
旅館のカバンの中に入れっぱなしにしたんだったわ! ホントにそそっかしいなぁ、私って……)―――って、アラ?」

財布を失くした事が自分の勘違いであった事に気づき、一旦安堵する鈴仙だったが―――。

鈴仙「(あらら。 道を外れちゃったみたいね。 こりゃ一旦戻らなきゃ)」

道を間違えている事に新たに気づく。ただ――この展開も最悪想定はしていたし、対策法もしっかりと考えていた。

鈴仙「(念の為、一旦空を大きく飛んで―――)」


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